福島民報社を表彰 「きぼうのとり」キャンペーン奨励賞 東京で新聞広告賞贈賞式
日本新聞協会の第41回新聞広告賞贈賞式は15日、東京都千代田区の帝国ホテルで催された「新聞広告の日」記念式典の席上、行われた。新聞社企画・マーケティング部門で奨励賞に選ばれた福島民報社の「東日本大震災から10年目、震災の記憶を伝える『次世代につなぐ震災からの学び』〜次世代の子どもたちへ震災の記憶を絵本で伝えるキャンペーン〜きぼうのとり」が表彰された。
日本新聞協会の丸山昌宏会長があいさつした後、大平明全日本広告連盟理事長、日本アドバタイザーズ協会の伊藤雅俊理事長、日本広告業協会の五十嵐博理事長が祝辞を述べた。福島民報社を代表して佐久間貴志郡山本社営業部副部長が壇上で受賞の紹介を受けた。
福島民報社の「きぼうのとり」は、東日本大震災から10年を機に、これからの福島を担う子どもたちに「当時、故郷に何が起こったのか」「人々は何を学んだのか」を伝える狙いで企画された。昨年10月20日の「新聞広告の日」に合わせ、子どもにも分かりやすく震災の記憶を伝える絵本の特別紙面を発行した。特別紙面は後日、実際の絵本として発刊し県内全ての小学校と公立図書館に寄贈した。