震災の教訓 絵本で学ぶ きぼうのとり読み聞かせ 喜多方の関柴小
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の記憶を後世に伝えようと、福島民報社が企画・制作した絵本「きぼうのとり」の読み聞かせは2月8日、喜多方市の関柴小で行われた。児童が未曽有の複合災害の教訓を学んだ。
5、6年生合わせて41人が参加した。絵本を手がけた「みず文庫」の編集・ライター江藤純さん、イラストレーター・コーディネーターよしもとみかさんが絵本を朗読した。児童は「福島で起きたこと」「震災から学んだこと」「自助・公助の大切さ」に理解を深めた。6年生の渡部樹さん(12)は「いつ起こるか分からない自然災害に備えたい」と話した。
きぼうのとりプロジェクトは福島民報社や、ネッツトヨタ郡山などの賛同社による取り組み。おととしから県内の小学校で読み聞かせを展開している。