きぼうのとり

福島民報社

絵本「きぼうのとり」

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2011年3月11日の東日本大震災・東京電力福島第一原発事故から、10年の月日が流れました。
私たちの経験や気付きを後世に残すために、この絵本を作りました。

絵本「きぼうのとり」について

「きぼうのとり」は東日本大震災・東京電力福島第一原発事故を風化させないために企画しました。2011年3月11日に起きてしまった震災と事故。被災した方だけでなく、体験しなかった方にも自然災害の恐ろしさと人間の過信で起こした事故の悲惨さを忘れないために10歳のお子さんでもわかっていただけるよう描きました。

尊い命を守るため、自分自身で何ができるのかを考えようと思っていただけましたか。いざというときは近所の人を助けたり、近所の人に助けられたりするかもしれません。日頃から地域の人たちとどのように接するか考えてみませんか。

災害はいつやってくるかわかりません。「住み慣れた街で、家族や友人、知人と安心して暮らし続けたい」。そんな願いをかなえるため、話し合う機会を持ちましょう。そんな団らんをつくることがあなたとあなたの大切な人の命を守る第一歩です。

2011年3月11日の震災と事故を知ろう

2011年3月11日午後2時46分ごろ、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震が発生。この地震により宮城県栗原市で震度7、福島、宮城、茨城、栃木の4県で震度6強など広い範囲で強い揺れを観測。また、太平洋沿岸は津波による大きな被害が発生した。

動画で見る「きぼうのとり」

絵本「きぼうのとり」が動画になりました。また、絵本が出来るまでの動画もご覧になれます。

きぼうのとり応援メッセージ

震災からの教訓を胸に
未来に羽ばたく子どもたちが希望です

3.11から来年で10年を迎える節目に、当時何が起こったかを振り返り、また前へ進もうとする今だからこそ、この企画を応援できることをうれしく思っています。残念ながら時間の経過とともに震災の記憶が風化していきます。その中で、子どもがさまざまな人の立場になって当時のことを追体験し、震災で得た教訓を学ぶことのできる絵本は、長く世代を超えて読み継がれてほしいと思います。

物語では、子どもたちが成長した姿も描かれていますよね。災害からの復興も、人類の宇宙への挑戦も同じように、絵本を読んだ子どもたちを含めた若い世代が、その先の未来を切り拓いていくのだと思います。そんな若者たちがつながり合って、発信力を高めていくことが、私にとっての未来への希望だと思っています。

山崎直子やまざき なおこ

千葉県出身。2010年スペースシャトルに搭乗し、国際宇宙ステーション組立補給に従事した。2011年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)退職後、内閣府宇宙政策委員会委員、一般社団法人スペースポートジャパン代表理事、日本宇宙少年団アドバイザー、ふたばの教育復興応援団、福島浜通り地域の国際教育研究拠点のあり方有識者会議委員などを務めてきている。

作家紹介

福島の元気な子どもたちに
励まされてできた物語です

絵本の移動図書館で子どもたちと接していると、いつも彼らの感性の豊かさに驚かされます。その何でも吸収しようとする柔らかい心に震災の衝撃が襲ってきたと思うと、自分たちの経験も重なって制作の手が止まることも、しばしばありました。

そして胸によぎるのが、不安でした。本当に震災が描けているのか…。この物語で不快な思いをする方もいるのではないか…。

しかし、その気持ちを多少とも和らげてくれたのも、やはり子どもたちでした。彼らは転んでも起き上がり、当然のように未来へ進んでいきます。その姿から「きぼうのとり」という発想が生まれました。そんな巣立ちを待つ福島のきぼうのとりたちに、この物語が私たちのお礼を込めて、届いてくれればと願っています。

みず文庫江藤 純(文)・よしもと みか(絵)

福島県天栄村で出会った、イラストレーター・コーディネーターのよしもとみか、木工職人の矢板桂祐、編集・ライターの江藤純で活動。東日本大震災をきっかけに版画家の蟹江杏氏が世界から集めた絵本の一部を預かり、2013年から車で移動する絵本図書館を開始。県内イベントを中心に出店し、親子の憩いの場として親しまれている。

みんなの「きぼうのとり」

寄せられた「みんなのきぼうのとり」⑲さんの作品

みんなの「きぼうのとり」を1日1枚ご紹介します。
本日の作品は、福島県にお住まいの寄せられた「みんなのきぼうのとり」⑲さんの「きぼうのとり」です。

きぼうのとりを題材に、県内の保育園、幼稚園の園児が、作品を制作。制作時の様子や作品をご紹介。園児のきぼう溢れる作品をお楽しみください。取り組みにご参加いただける保育園、幼稚園募集中!詳細は、☎024-531-4153へお気軽にお問い合わせください。

朗読「きぼうのとり」

テレビ朝日 佐藤ちひろアナウンサー(福島県いわき市出身)の朗読がご覧になれます。

きぼうのとり防災チャンネル「未来を生きるあなたへ」

「きぼうのとり」は多くの企業・団体の皆様から
ご賛同をいただきました。

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