古川 健ふるかわ たけし

海の大切さや楽しさなどを伝えている水族館「アクアマリンふくしま」で館長を務めている。東日本大震災発生時、館内の蛇の目ビーチや子ども体験館の責任者だった。大きな揺れに耐えながら来館者を避難させた後、施設を襲う津波を高い丘から見ていた。古川さんによると、震災の影響で同館で飼育・展示していた約９割の生き物が死んでしまったり、海に流れ出てしまったりしたという。
だがその一方で、同館は再オープンに向けて全国の水族館から生物を譲ってもらうなどの支援を受けた。その甲斐もあって、震災発生から、わずか４カ月後には営業を再開することができた。
動画では、古川さんが当時を思い返しながら、震災から得た教訓などを「子どもたちに伝えていきたいメッセージ」として話している。

坂本 勝吉さかもと かつよし

いわき市江名出身。地元の消防団員を務めており、東日本大震災が発生した3月11日には、江名港周辺で地域住民の避難誘導に当たった。動画では当時の様子を交えながら、未来を担う子供たちに震災の津波被害を経験して得た教訓を伝えている。現在、江名地区の復興とにぎわ創出を目指す団体「江名の町再生プロジェクト」の会長を務め、ふるさとの創生に尽力している。