「きぼう」伝えるステージ 絵本朗読、フラダンス、古関さんの名曲も

震災の記憶をつなぐ福島民報社の絵本「きぼうのとり」を朗読する佐藤アナウンサー

震災の記憶をつなぐ福島民報社の絵本「きぼうのとり」を朗読する佐藤アナウンサー

「復興の軌跡とこの先の挑戦」では、テレビ朝日の佐藤ちひろアナウンサー(いわき市生まれ、南相馬市育ち)が東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の記憶をつなぐ福島民報社の絵本「きぼうのとり」を情感込めて朗読した。

大画面に絵本を写し出しながら、本県の置かれている状況や復興への歩み、災害の恐ろしさなどを伝えた。震災を乗り越えて前を向く子どもたちの様子が語られ、涙ぐむ観客の姿もあった。

いわき市のスパリゾートハワイアンズのダンシングチームと塙町出身のミュージシャンつのだ☆ひろさんがステージに登壇し、踊りと歌で古里・福島を応援した。

華麗な踊りを披露したフラガール

華麗な踊りを披露したフラガール

スパリゾートハワイアンズから、フラガール五人が駆けつけた。華やかな衣装に身を包み、華麗なダンスを披露して花を添えた。

常磐炭礦のOB・OGらと歌を披露したつのだ☆ひろさん(左)

常磐炭礦のOB・OGらと歌を披露したつのだ☆ひろさん(左)

つのださんは、自身が編曲し生まれ変わった、福島市出身の作曲家古関裕而さん作曲の「常磐炭礦の歌 我等の力」「応援歌 若きいのち」などを力強く披露した。いわき市の常磐炭礦(現常磐興産)のOB・OG、常磐興産の西沢順一社長がコーラスを務めた。

被災地復興、防災・減災意識の高揚に向け力を尽くすと改めて誓う関係者

被災地復興、防災・減災意識の高揚に向け力を尽くすと改めて誓う関係者

■復興全力で応援 関係団体代表ら
会場では、イベントの関係団体の代表らが被災地の復興と防災・減災意識の高揚に向けて力を尽くしていくことを改めて誓った。

 城南信金の川本恭治理事長のほか、県内の信金から、ひまわり信金の台正昭理事長、あぶくま信金の太田福裕理事長、福島信金の樋口郁雄理事長、白河信金の牧野富雄理事長、会津信金の小沢清辰常務理事総務部長らが会場を訪れた。東京新聞の菅沼堅吾代表、福島民報社の芳見弘一社長も出席した。