震災の記憶、教訓伝える 東京の円正寺で読み聞かせ

きぼうのとりの読み聞かせに耳を傾ける参加者

きぼうのとりの読み聞かせに耳を傾ける参加者

東日本大震災、東京電力福島第1原発事故の記憶と教訓を後世に伝えようと、福島民報社が企画・制作した絵本「きぼうのとり」の読み聞かせは25日、東京都中央区築地の円正寺で行われた。
 私設図書館「銀座一丁目駅徒歩1分図書館」で読み聞かせボランティアをしている佐々順子さんが朗読した。地域の子どもやお年寄りらが耳を傾け、12年前に起きた震災と原発事故や、今も復興途上にある本県に思いを寄せた。円正寺の倉沢豊明住職は築地の歴史や「当たり前」のありがたさなどについて話した。