「きぼうのとり」寄贈 岐阜の瑞浪市教委に 民報社

寄贈式に臨む(左から)後藤さん、山田教育長、樋田市議

寄贈式に臨む(左から)後藤さん、山田教育長、樋田市議

 福島民報社は5月20日、自社が企画・制作した絵本「きぼうのとり」10冊を岐阜県瑞浪市教委に寄贈した。市内の小中学校に配布される。
 市教委で寄贈式が行われ、きぼうのとり絵本サポートプロジェクトの後藤朋子さんが山田幸男教育長に手渡した。後藤さんは「地震や台風などの自然災害は日本中どこでも突然に襲ってくる。あの震災・原発事故を忘れず、自分や家族、友人の命を守る行動に役立ててほしい」との芳見弘一福島民報社社長のメッセージを伝えた。
 山田教育長は「3月11日は語り継ぐべき日本の歴史。決して風化させないことが私たちの責務。絵本を通して後世に伝えていきたい」と述べた。樋田翔太市議が同席した。
 絵本は震災と原発事故の被災から復興に向け立ち上がる子どもたちの成長を描いた。
 「きぼうのとりプロジェクト」は福島民報社、あさかホスピタル、ネッツトヨタ郡山などの賛同社が取り組む震災・原発事故の記憶を伝承する取り組み。