ふくしまは負けない/明日へ きぼうのとり 絵本「きぼうのとり」 大阪の大東市に寄贈 民報社

寄贈式に臨む(左から)品川市議、東坂市長、武谷支社長、辻本副代表

寄贈式に臨む(左から)品川市議、東坂市長、武谷支社長、辻本副代表

福島民報社は19日、同社が企画・制作した絵本「きぼうのとり」20冊を大阪府大東市に寄贈した。市内の小学校、図書館に配布される。

大東市役所で寄贈式が行われ、福島民報社の武谷信彦大阪支社長が東坂浩一市長に手渡した。武谷支社長は「東日本大震災、東京電力福島第一原発事故を自分事としてとらえてほしいとの思いで制作した。命を守る行動につながってほしい」との芳見弘一福島民報社社長のメッセージを伝えた。東坂市長は「震災を過去のものとせず、思いやりといたわりあいのある社会を目指すためにも、子どもたちに必要な絵本として有効に使いたい」と述べた。

きぼうのとり絵本サポートプロジェクトの辻本貴行副代表、品川大介大東市議が同席した。

絵本は震災と原発事故の被災から復興に向け立ち上がる子どもたちの成長を描いた。

「きぼうのとりプロジェクト」は福島民報社、あさかホスピタル、ネッツトヨタ郡山などの賛同社が取り組む原発事故の記憶を伝承する取り組み。