絵本で震災教訓学ぶ 「きぼうのとり」読み聞かせ 昭和小

読み聞かせをする江藤さん(左)、よしもとさん

読み聞かせをする江藤さん(左)、よしもとさん

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故を後世に伝えるため、福島民報社が企画制作した絵本「きぼうのとり」の読み聞かせは1月16日、昭和村の昭和小で行われた。
 今年度は初めての開催。全校生26人が参加した。絵本を手掛けた「みず文庫」の編集・ライター江藤純さん、イラストレーター・コーディネーターよしもとみかさんが丁寧に読み聞かせ、児童は「福島で起きたこと」「震災から学んだこと」「自助公助の大切さ」などについての物語に真剣に耳を傾けた。
 読み聞かせを聞いた6年の酒井凜さん(12)は「震災当時は大変だったことが改めて分かった。友達や家族をより大切にしたいと思った」と語った。
 プロジェクトは福島民報社や、ネッツトヨタ郡山などの賛同社による取り組み。昨年から県内の小学校で催している。