ふくしまは負けない/明日へ きぼうのとり 震災後世に伝える 郡山・谷田川小「きぼうのとり」朗読

江藤さん(右)とよしもとさんの読み聞かせに耳を傾ける谷田川小の児童

江藤さん(右)とよしもとさんの読み聞かせに耳を傾ける谷田川小の児童

郡山市の谷田川小で17日、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を後世に伝えるため福島民報社が企画制作した絵本「きぼうのとり」の読み聞かせが行われた。

全校児童57人が参加した。絵本を手掛けた「みず文庫」の編集・ライター江藤純さん(45)、イラストレーター・コーディネーターよしもとみかさん(37)が同校を訪れ、思いを込めながら絵本を朗読した。朗読を聞いた6年生の上遠野琴羽さん(12)は「絵本のような災害があったとき、自分ならどんな行動できるのかを考えた。家族、地域の人、友達と一緒に乗り越えたい」と話した。

「きぼうのとりプロジェクト」は福島民報社、あさかホスピタル、ネッツトヨタ郡山などの賛同社による原発事故の記憶を伝承する取り組み。