震災教訓 絵本で学ぶ 船引南小 「きぼうのとり」朗読

よしもとさん(左)と江藤さん(右隣)の朗読に耳を傾ける児童

よしもとさん(左)と江藤さん(右隣)の朗読に耳を傾ける児童

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故を後世に伝えようと、福島民報社が企画制作した絵本「きぼうのとり」の読み聞かせは11月30日、田村市の船引南小で行われた。
 6年生14人が受講した。絵本を手がけた「みず文庫」の編集・ライター江藤純さん、イラストレーター・コーディネーターよしもとみかさんの朗読に耳を傾け、「福島で起きたこと」「震災から学んだこと」「自助・公助の大切さ」に理解を深めた。平野美和校長が道徳の授業を行い、人間と動物の共生や自然の偉大さを伝えた。
 三輪奈槻君(12)は「絵本に登場する子どもたちの、希望を捨てずに夢に向かって頑張る姿に感動した」と話していた。
 きぼうのとりプロジェクトは福島民報社や、ネッツトヨタ郡山などの賛同社による取り組み。昨年から県内の小学校で読み聞かせを展開している。