ふくしまは負けない/明日へ 「きぼうのとり」を朗読 江藤さんとよしもとさん 若松・城北小で

「きぼうのとり」を読み聞かせするよしもとさんと江藤さん

「きぼうのとり」を読み聞かせするよしもとさんと江藤さん

東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を後世に伝えるため福島民報社が企画制作した絵本「きぼうのとり」の読み聞かせは一日、会津若松市の城北小で行われた。
 六年生約五十人が参加した。絵本を手掛けた「みず文庫」の編集・ライターの江藤純さん、イラストレーター・コーディネーターのよしもとみかさんが絵本を朗読した。児童はきぼうのとりのポストカードに朗読を聞いて感じたことなどを書いた。沢田海大君(12)は「以前は東京に住んでいて震災のことをよく知らなかった。絵本で自然の怖さや美しさを知った」と話した。
「きぼうのとりプロジェクト」は福島民報社、あさかホスピタル、ネッツトヨタ郡山などの賛同社による原発事故の記憶を伝承する取り組み。