大熊の児童作品を展示 東京で20日まで 「きぼうのとり」原画も

児童の作品や思いを紹介する蟹江理事長

児童の作品や思いを紹介する蟹江理事長

 大熊町から会津若松市に避難している児童の思いや作品を紹介した書籍「ぼくも、わたしも、ここにいる」の原画展は3月20日まで、東京都渋谷区のこくみん共済coopホールで開かれている。
 NPO法人「3・11こども文庫」の蟹江杏理事長のワークショップに参加した大熊町の熊町小と大野小の児童九人の作品約三十点を展示している。自画像をはじめ書籍に掲載されている絵や子どもたちの思いなどを写真とともに紹介しており、同法人は「サテライトしている子どもたちの筆致から聞こえる声に耳を傾けてほしい」と呼び掛けている。
 会場では福島民報社が震災の記憶を後世に伝えるために企画制作した絵本「きぼうのとり」の原画展なども開催されている。時間は午前十一時から午後七時(最終日は同五時)まで。入場無料。