絵本で震災教訓学ぶ 三春・岩江小 きぼうのとり朗読

江藤さん、よしもとさんの朗読に耳を傾ける児童

江藤さん、よしもとさんの朗読に耳を傾ける児童

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故を後世に伝えようと、福島民報社が企画制作した絵本「きぼうのとり」の読み聞かせは2月15日、三春町の岩江小で行われた。
 5年生48人が受講した。絵本を手がけた「みず文庫」の編集・ライター江藤純さん、イラストレーター・コーディネーターよしもとみかさんの朗読に耳を傾け、「福島で起きたこと」「震災から学んだこと」「自助・公助の大切さ」を考え合った。
 草野歩希(いぶき)さんは「弱い自分に負けない、強い心が大切だと思った。学んだことを家族に伝えたい」と感想を述べた。
 きぼうのとりプロジェクトは福島民報社や、ネッツトヨタ郡山などの賛同社による取り組み。昨年から県内の小学校で読み聞かせを展開している。